Rclone~最強クラウド管理アプリ~
Rcloneとは?
オープンソースのクラウド管理アプリ。クロスプラットフォームかつ対応サービスが豊富で、おまけに本体のインストール不要という至れり尽くせりな仕様。
基本的な使い方手順
設定ファイルの作成
cmd.exeを起動し、rclone.exeのあるディレクトリで《rclone config --config=".\rclone.conf"》を入力
※注:デフォルトでは同階層にrclone.confがある場合はそちらを、無い場合は%AppData%\rclone\rclone.confを参照する。
なお、参照先はconfig pathで確認できる。
設定ファイルの暗号化
デフォルトの設定の場合、以下で行う各クラウドとの連携の認証情報等は暗号化されるものの、設定ファイル自体が盗まれた場合は他者による利用を許してしまう。
この手順を踏んで必ず暗号化すること。
GUIの利用
RcloneにはWebベースのGUIが用意されているため、必要に応じて活用する。
これ(自作vbs)をrclone.exeと同階層に配置し実行すると、パスワードの入力を求められるため、先程【設定ファイルの暗号化】の項で設定したパスワードを入力することでWebUIが開く
※注:
- パスワードの正誤判定は未実装。誤ったパスワードでもWebUI自体は開くがConfigsの内容は表示されず、新たに追加することもできない;誤入力の場合はバックグラウンドプロセスの《Rsync for cloud storage》をキルして再度実行されたし
- WebUIにおけるUsernameおよびPasswordはどちらも《gui》
クラウドとの連携
Case1:CLIを使用
対応サービスはこちら。リンク先のconfigをクリックすると設定方法の解説に飛べる。
よく使いそうなもの:
Case2:GUIを使用
- Configsタブから、左上の《Create a New Config》をクリック
- 以降は指示に従って必要事項を入力
ローカルへのマウント
事前準備
- WinFspのインストール
CLIベースのマウント(推奨)
- これ(自作vbs)をrclone.exeと同階層に配置
- DLしたvbsを起動し、指示に従って入力
- C:\(登録したremote名)にマウントされる
※注:アンマウントは未実装;必要の際はバックグラウンドプロセスの《Rsync for cloud storage》をキルされたし
GUIベースのマウント※
- 【GUIの利用】の項で用意したwebui.vbsを起動し、Rclone WebUIを立ち上げる(既に実行済の場合、ここからアクセス)
- Mountsタブから、左上の《Create new mount》をクリック
- 【クラウドとの連携】の項にて設定したremote名を《fs》に入力し、右の《Open》をクリック
- 新たに《Mount Point》のタブが現れるため、ローカル上の任意※のディレクトリを入力
- 《CacheMode》や《(Dir|File)Perms》※に間違いがないか確認し、良ければ右下のCreateをクリック
※注1:GUI自体が試験的機能のためか、少々不安定
※注2:ドライブレターへの割当も可能だが、非推奨
※注3:CLIと異なり、パーミッションは10進表記のため注意;(e.g.)rwxrwxrwx -> 0o777 -> 0d511
補足情報・資料等
- rclone syncでファイルを同期できるが、双方向の同期はできない模様
- GUIについて
- パーミッション関連
- マウント時のキャッシュ
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