Tailscale~超お手軽VPN構築~
Tailscaleとは?
一言で表すと「P2P型VPN」。詳細等はこちら(外部リンク)
Tailscaleでの環境構築における注意点
大まかな流れは指示に従うだけなので割愛し、注意点等のみを以下に示す。
- ログインページからアカウントとTailscaleを連携する際、サードパーティのメールアドレスで作成したMicrosoftアカウント等、一部対応していないものがある
- 2つ以上のリモートが登録できたのに接続できない場合、adminページから登録したIPアドレスを削除し再登録すると上手くいく場合がある
- 接続の確認をしたい場合、一方のリモートからもう一方のIPアドレスに向けてpingを打つと良い
リモートデスクトップ
リモートデスクトップの手段は大きく分けてRDPとVNC、そして独自プロトコルの3種がある。 なお、クライアント側の操作は単純明解なので、ここではサーバ側の操作のみ記述する。
RDP
寸評:一部、サーバ側本来の挙動と異なる部分が生じる。負荷は小さめだが、他プロトコルと比較して格段に速いというわけでもない。
基本的にホストのWindowsがPro以上の場合使える機能であり、ここから有効化できる。
Homeエディションで利用したい場合、こちら(外部リンク)の手順に従って環境を作ること。
VNC
寸評:サーバ側がマルチプラットフォームに対応。負荷は小さく速度もそこそこだが、音声が出力できない。
- UltraVNCをDL
- winvnc.exeを実行し、VNC Passwordに任意のパスワードを入力してOK
- タスクトレイに常駐したWinVNCのアイコンを右クリックし、Propertyを選択
- DDEngineにチェックを入れてOK
- 再びタスクトレイに常駐したWinVNCのアイコンを右クリックし、Install Serviceを選択
※注:手順3~4は必須ではないが、実施すると速度が目に見えて早くなる
独自プロトコル
Brynhildr
寸評:音声出力に対応したVNCという位置付けだが、度々音ズレが訪れる。速度はVNCを上回るが、負荷も大きい。
- BrynhildrをDL
- brynhildr.exeを管理者として実行し、任意のパスワードを入力
- ServiceをCreateにしてOKを押下
※注1:VNCに似ているがプロトコルが異なるため、サードパーティのVNCクライアントからはアクセスできない
※注2:サービスを削除したい場合はもう一度brynhildr.exeを管理者として実行し、ServiceをDeleteにしてOKを押下
RustDesk(オススメ)
寸評:負荷はBrynhildrと同程度だが非常に速い。こちらも音声出力対応で、音ズレも小さく快適。
- RustDeskをDL&インストール
- IDの右の三点リーダ(設定)->Security->Security->直接IPアクセスを有効化にチェック
なお、接続時に入力を求められるパスワードはサーバ側GUIに表示されているものを使用する(IDは使用しない)。クライアント側はポータブル版でも可。
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